カテゴリ:UV露光機の製作( 6 )

 UV露光機作成の最終回である。前回までで本体の作成はあらかた終わった。今日は現場セットまで進めてしまおう。

<蛍光管のセットと点灯試験>
 UV管を取付ける。ピンを縦に差し込んで90度回転させる。間隔が7㎜しかないため、間に指が入らない。したがって端の管から、順番に付けていかなければならない。
  AC電源につなぎ点灯してみる。インバータのおかげで、瞬時に一斉点灯するのは気持ちよい。わずかのウオーミングアップで安定した。照度のむらもなさそうだ。
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<暗室にて稼働にセット>
 暗室に持ち込み使用状態にセットして撮影。前面の黒幕は巻き上げてある。本体は組み合わせ自由のパイプ棚を利用して浮かせ、上部には木板のふたをしてあるが、ふた周囲の隙間は、以前にも説明した熱気逃がしの穴である。
 下に置いてあるガラス付きの撮り枠は自作のバキュームイーゼル。露光機にあわせ大きくする必要があるので、いずれこの製作法も載せたいと思う。また、右下のボタン類のついた箱は、引き伸ばし機用の露光タイマーで、そのまま使えている。
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 以上で20W×10管のUV露光機の製作記事は終了とする。制作費は、手持ちの材料や、他の工作のための余分買いなどで積算はむずかしいが、蛍光管代を除いて総額4万円以内に収まっているようだ。
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 UV露光機の製作をつづける。今日は完成できるか。

<電源ボードの固定と配線>
 位置決めをした電源ボードを固定し、配線を完了した。ボード裏をコードが通るため、8㎜ほどスペーサーで浮かしてネジ止めしている。横に渡した細い棒は、配線のまとめと固定のための押さえである。また、ボード下から出てくるコードはUターンさせるので、これがないと基盤上のピンに負担がかかる。長い方のコードが不揃いに浮いていてみっともないが、どうせ蓋で見えなくなるし、要所は留めてあるのでこれでよい。
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<AC電源コードを付ける>
 差し込みプラグ付きAC電源コードを付けた。ボックスの横の適当な位置に穴を開けて通してある。抜け止めは絶縁テープを巻いて太くしただけである。また、前機では取り付けたヒューズボックスも無い。個々のインバータ基盤上にサーマルプロテクタ、ヒューズが内蔵されているので不要とした。更に電源スイッチの類も、引き伸ばし機タイマーに繋ぐので、これも省略した。
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<光源部内面に反射板を貼る>
 蛍光管の背面にあたる中底に1ミリ厚のアルミ板を貼った。以前の写真で分かるように、この下には横桟があって10㎜ほど浮いている。点灯時の発熱を、直接アルミから底板→電源ボードと移さぬようにと考えたためである。熱気は両袖の隙間と丸穴を通して、上蓋の気抜きから逃がす。もっとも下部が全開なのだし、一回の点灯時間が数分であれば、発熱による事故はまず無いことは経験でわかっている。側面のアルミは接着剤貼りをした。
 アルミ板がつや消しなのは、乱反射のある凹凸パターンの板が手に入らなかったため、細かい紙ヤスリをかけたからである。しかしどうも無駄な細工のようで、元々の鏡面でよかったと思われる。そもそもこれほど密に蛍光管を接して並べた場合、背面の反射板はあまり効果を持たないのではないかと思われる。側面も同様である。それでも無いよりは有った方が精神的にもよい!
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==あとは、上蓋となる板を取り付ければ完成である。その様子は次回。==
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 露光機製作の続きを書く。前回は蛍光管ソケットの固定チャンネルを2本と、電源ボードを作成した。これから、それらをボックスに取り付けることにする。

<ソケットチャンネルの取付け>
■ボックスの中底の深い側に木ネジ止めした。この写真では見えないが、この中底の両端(チャンネルの下)
 には15㎜ほどの隙間が開けてある。この隙間は配線のためと、見えている丸穴と合わせて、熱気を逃がすた
 めの通気穴になる。
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■両側の取り付け完了。さらに中底の両端の隙間から、裏側にコードを廻してある。重要なことは、この状態
 で蛍光管が全管無理なく(がたつきもなく)セットできるように、位置調整することである。
 横向きに打ってある桟は、中央と上下が反射板を取付けるためのもの。他の二本は底板の補強材。
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■裏側の状態、コードをU字釘で固定した。裏側と書いてきたが、こちらが使用時には上面になる。この上に
 基盤が付き、更にその上に蓋板をかぶせる。
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■基盤位置を決めるために仮置きしてみる。ボックスの中央でもよいが、この位置でのコードの長さを決めて
 ある。基盤の出力ピンが内側である。
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== 今日はここまで ==
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UV露光機の製作が進んだので続きをのせる。(その1)で、新作は合理化した作りにすると書いた。合理化と言えば聞こえがいいが、実のところ設計図もない適当な進行である。どんな作りかは、写真を見ていただければ十分おわかりになると思う。これから自作される方の参考になれば幸いである。

<本体の箱を作る>
 箱といっても簡単なものでよい。要は20W蛍光管が10本並んで収容できるものであれば、既製のものを利用してもよいだろう。私は内寸625×400㎜で高さ150㎜の木枠をまず作り、50㎜沈ませた位置に中底のように板を張った。板厚は全て12㎜である。製作記事は省略する。勝手ですみません m(><;)m


<蛍光管ソケットの取り付け>
 
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 まず、ソケット20個に電気コードを半田付けしておく。コードは一般のACコードでは太すぎるので5Aぐらいの電源用を使う。長さは、カットの余裕をみて50㎝と30㎝をそれぞれ10本である。
 L型アングルは、箱の内寸からみて395㎜に切断し、ソケット取付け用の穴を開けた。穴径は4㎜ビスを使うので4.2㎜である(3㎜ビスなら3.1㎜)。 穴の間隔が大切で、蛍光管をはめて並べたとき、管と管の間隔が適切に空くようにする。適切とは点灯時にムラの無いUV照射ができることである。これを私は7㎜としている。したがって穴間隔は、入手したソケットと蛍光管を使った実測となる。またこの写真にはないが、両端には木枠に固定するための木ネジ穴を開けた。

<電源ボードの作成>
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 インバータを組み込んだ電源ボードを作る。写真の茶色い板はベークライト製である。これは私に手持ちがあり使用したので、少し大きめである。役割としては、裸のインバータボードを並べて固定するためなので、アルミ板などを用いてもよいが、電気ショートには十分注意のこと。インバータボードは5㎜のスペーサーで浮かしてある。

<完成した電源ボード>
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 取付けと配線を終えた電源ボード。手前左下のピンにAC電源が付く。ボードの向こう側に各管からの配線が来る。

=== 今日はここまで ===
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 14日に予告した20W×10のUV露光機の製作を始める。今日は使用する材料や部品について紹介する。

<インバータ電源ボード>
 初回と同様に大阪の東西電気産業の製品。この会社は小口の販売でもマニュアルをつけてくれて,大変に親切だ。直接100vAC入力でよいので便利。この写真の左側が入力、右側が出力。ただし配線用のピンは購入後私が立てたもの。
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TIA-10蛍光灯インバータ シリーズ
TIA-1020


<蛍光管>
 これも前回と同じ三菱オスラムの捕虫・光化学用というBLタイプの製品。UV波長360nmピーク。私は照明器具専門の通販店で購入した。他社製品でももちろんよいが、殺菌用は危険である。また、ブラックライトとよばれる蛍光管は、使ったことがないのでなんともいえないが、目視環境で使う物なので有効なUVはかなり弱いはずだ。
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三菱オスラム ケミカルランプ(捕虫用・光化学用)
 FL BL-360


<その他の材料>
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蛍光管ソケット20個
アルミL型アングル25×25
ベークライト板2t
アルミ板1t
木材、配線材、 (他にビスナット、ネジ釘、接着剤等)


※特別な工具は不要だが、日曜大工道具類の他は半田付け用具が必要。

====   今日はここまで   ====
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 これまで使っていたUV露光機が小さくて不満だったので、大きめのを作ることにした。

 現在のものはこれ。

b0229474_10305584.jpg光源部(15WUV管8本)

b0229474_13453479.jpg排熱ファン(反対側に吸気フィルター)

b0229474_10321327.jpg電源部(15W用インバータボード×8)

 写真説明
 光源部は水平に置いたイーゼルの上10〜20㎝離して、伏せて設置。ほぼ最大10×14inのプリントができた。設計ではイーゼル密着式を考え、電動放熱ファンまでついている。しかし、多少離して照射しても十分で、そのほうが使い勝手もよいので無用の長物となった。
 電源部は独立して製作した。インバータの採用は、安定器(スターター)式にくらべ発光の効率と安定に優れ、また蛍光管の疲労も軽減されるため、長期の使用を考えると有利と判断した。結果として大きく重い安定器などが不要で軽量コンパクトにできた。さらに点灯時間のコントロールが、手持ちの引伸機用タイマーをそのまま利用できたことも幸いであった。
 ただ、こうしてあらためて見ると、光源部/電源部共に必要以上に凝りすぎた作りである。次作はおおいに合理化の必要がある。

 そこで今度の製作はできるだけシンプルな構造とし、光源部と電源部を一体化する。
 構成は20W×10本で、やはりインバータを採用する。
 
 製作過程は今後順次upしたいと思う。
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